今日は目を閉じて夢だけを見る

残されたのは思い出達

ザ少年倶楽部 2019.10.11 O.A. 「ONE ON ONE」(若干の懐古とエモーショナル有り)

アップしたと思い込んでいた、随分以前に書いたブログ記事が複数、まさかの下書きから発掘された。
どうしようかと考えたものの、このエピソードはカツン担*1として非常に印象深い出来事であったのでアップしておく事にした。
以下、周回どころか光年遅れになりつつある内容を、当時のおかしなテンションのままでお届け。

①話の都合上、KAT-TUN*2の元メンバー、田中聖*3の名前が複数回出てくるため、彼が好きではない方や回顧・エモーショナルが苦手な方は回れ右でお願いします。
KAT-TUNは、カツン担自ら「週刊誌に連載を持っている」とネタにするほどスキャンダルが多かったグループです。グループから離脱した後も様々な騒動を起こし続けている元メンバー達ですが、離れて行った3人を好きだった気持ちを否定したく無いため、ここでは在籍時の呼び方で進めて行くのでご了承願います。
③注釈だけは現在の状況に合わせて手を入れたのですが、ジャニヲタの方には既知の内容多数なので読み飛ばして頂いて問題無いかと。
④ジャニヲタでは無い方がこのブログを読んでいる可能性は万に一つだと推察されますが、億一でジャニーズを知らないという方が読んで下さっていたら、取り敢えず、取り敢えず注釈を読んで下さい……っ!

では、どーぞ。





近年、これほどまでに感情が揺れるステージがあっただろうか。

以前にも記したが、私はKAT-TUNのライブが好きだ。他の追随を許さないくらいぶっちぎりで好きだ、世界で一番好きだ。

が、今回は【IGNITE*4をすっ飛ばして「少クラ」*5だ。自担の誕生日記事も【中丸くんの楽しい時間3】*6千穐楽の下書きすら放置したままだが、とにかく「少クラ」である。

2019年10月11日 O.A.の「ザ少年倶楽部」内、「ふみキュン*7の夢キュンステージ」*8に、KAT-TUNの中丸雄一が登場、SixTONES*9がコラボ*10を果たしたのだ。

コラボは2曲。
中丸雄一 × 田中樹(SixTONES)で「ONE ON ONE」
中丸雄一 × SixTONES で「RESCUE」

もう一度書いておくと、
中丸雄一 × 田中樹(SixTONES)で「ONE ON ONE」、だ。

「ONE ON ONE」、だよ?
「ONE ON ONE」、だって!!!
選曲が、あの、「ONE ON ONE」なんだよ???!!!

ゆち*11と聖とで作詞し、2人で歌っていたあの曲が。
二度とライブで聴くことは叶わないだろうと諦めていたあの曲が、だ。
もう一度聴ける! しかも樹とのセッションで!*12

こんなにエモーショナルなこと、ある??????

イントロで動悸が始まり、
樹のラップで胸が締め付けられ、
ゆちの声が乗った時には激しく感情が揺さ振られた。
HBB*13の段では思わず涙が出そうになった。
ああ、このパートでよく絡んでたな、と。ハイタッチとか、してた。ここで握手、しちゃうんだ。

中丸雄一を長く見ている人は確実に同意してくれると思うのだが、彼は心理的パーソナルスペースが通常より広い人だ。一見、誰とでも当たり障りなくコミュニケーションを取ってはいるが、一定範囲内には中々受け入れてくれないし、対応温度もそんなに高く無い。寧ろ体温低めだと思う。間違いなく彼は、気を許してくれるまでにかなりの時間を要するタイプの人間だ。
以前どこかの雑誌がKAT-TUNメンバーに、「触れられたく無いところはどこですか?」的な質問をぶつけていたのだが、他のメンバー達が次々に「くすぐったいから」だの「痛いから」だのと身体の部位を答える中で、彼だけが唯一「私物」と答えていたのがとても印象深い。ゆちのこういった「この人面倒臭……」と思ってしまうエピソードは枚挙に暇がない。

かように扱い難いアイドル中丸雄一だが、──これも彼を長く見ている人は確実に同意してくれると思うのだが──彼は一度懐に入れた人間に対してはかなり情が深い。メンバーしかり、周囲の方達しかり、KAT-TUNファンしかり。「情に厚い」訳ではないが、それぞれに「情が深い」のだ。
(これについては色々な、本当に色々なエピソードがあるのだが、ここで書き出してしまうと収拾がつかなくなるので断腸の思いで割愛する。気になった人は是非ともググってね)。

が、エピソードを延々と連ねずとも、今回のO.A.を観てもらえれば中丸雄一の情の深さは伝わってくると思うのだ。

・「ONE ON ONE」を樹と2人で歌ってくれるところ
・歌っている樹を見つめる瞳の優しさ
・HBBパートで樹と握手を交わすところ
・直近に作ったIEM
*14ではなく、敢えて "10Ks!" の時の物*15を装着していること

「ああ、この曲を樹と一緒に歌えるのが本当に嬉しいんだろうな」というのが画面を通してなお伝わってくる。

樹の成長を、陰ながら見守ってたんだろうな。
もう、ゆちにとって樹は弟みたいな感覚なんだろうな。

ゆちだけでなく、しぶとくカツン担を続けているヲタ(私だ、私!)にとっても樹はちょっと特別で、それこそ「特急田中3号*16から見知っているし、聖が頻繁に樹の話をしていたし、何と言ってもKAT-TUNライブによく来てくれていたしでとても馴染みが深い。*17

そんな樹が、ゆちの隣に立って、一人のアーティストとしてパフォーマンスをしたのだ。
確かに声は似ているのだが、決して聖の代わりとしてではなく、ちゃんと樹として立って。

白状すると、私は樹がデビューを掴むのは難しいのだろうと、そう思っていたのだ。荊の道なのだろう、と。

だが、私の後ろ向きなその見立てを、成長した樹は見事にはね除け “KAT-TUN 中丸雄一” の横に、“デビューを目前に控えたSixTONESの田中樹” として立ち、「ONE ON ONE」を歌ってくれた。

これほど喜ばしい事があるだろうか。

しかも、バカレア組*18SixTONESの名前をもらって*19活動し始めた2015年から、来年2020年のデビューまででちょうど5年だそうだ。

KAT-TUNも2001年の結成からデビューする2006年まで5年掛かった。
NEWSがデビューし、関ジャニ∞がデビューし、*20

“先を行ったはずが置いてけぼり”

だったのが、

“胸に刻みこむ5年の月日”

な訳だ。(斜体部分は「ONE ON ONE」より引用)

もう、歌詞含めてね……。

こんなにエモーショナルなこと、ある??????(2回目)

その後の「RESCUE」も、スト*21くん達の高い歌唱力*22と格好良く踊ってくれるダンス*23とが、自担の一音一音が立ってるHBBと相俟ってね……もう、色々と込み上げるものが……。
トークの時も、ストくん達がこれまた何とも言えない良い表情を浮かべてくれているのだ。先輩を立ててくれて本当に良い子達だね、等と思わず厄介なヲタ目線全開だ。

事件が起きたのは、そのトークパートだった。

「声も似てきたな、なんかな」とギリギリを攻めるKAT-TUNの陰の支配者に対して、少し照れながら「似てきたって誰にですか? ちょっと僕わからないですけど」と、とぼける樹*24。 それに満面の笑顔で「血が、ある」とか言っちゃう自担。

もうね、そういうとこだよ、中丸雄一……っ!!!!!!(悲鳴)

普段は担当に対し存外淡泊な反応しかしないため担当詐称疑惑を持たれたり、ライブ以外では自担をあまり褒めないため「ファン、ということですが、どこに魅力を、感じているのですか?」と言外に困惑されたり、あまつさえ中丸雄一が自担であることを置いてきてしまっているため後から「え! 亀梨くんのファンだと思ってました」や「え?! 上田くん担当じゃなかったんですか?!」等と驚かれることがあったりするわけだが。

自分が中丸担であり続ける理由を、自担は定期的に思い起こさせてくれる。

樹を一人のアーティストとして扱いつつも、過去を無かった事にしない自担の姿勢や、まるごと抱えてKAT-TUNであり続けてくれているところ。

本 当 に、推 せ る

もちろん自担だけではなく、ヲタが抱えてきた湿度の高い、重苦しいが棄て切ることも出来ない厄介な感情を、否定せず受け入れ、引き受けてくれた上でKAT-TUNとして立ち続けてくれている自担Gを誇りに思っている。


改めて、
樹、ジャニーズを続けてくれて有り難う。
2019年にこんな景色を観ることが出来るなんて思ってもみなかった。
郁人も、番組の責任者も、事務所の偉い人も、SixTONESの皆も本当に有り難うございます。
企画にゴーサインを出してくれた人、ブッキングしてくれた人、演目に許可を出してくれた人、パフォーマンスに参加する事を快く承諾してくれた人達、演出を考えてくれた人達。皆さんのお陰であのステージを観ることが出来た。感謝しかない。

カツン事で泣いたことは後にも先にも10Ks!のオーラス*25のみなのだが、今回のコラボステージでは込み上げて来るものが多過ぎて、不覚にも泣きそうになってしまったょ……。
(デビューの時すら泣かなかったものな……。代わりにと言ってはなんだが、留学の時には食事が喉を通らなくなり、1回目の時にはくずおれて立てなくなり、2回目は意識が遠退くように気を失って、3回目の時は呼吸困難を起こしたんだけどね、あは★)

ツアーが終わって屍のようになっていたのだが、これを糧かつ起爆剤にしてこれからも自担Gと共に闘って行く所存*26(←クソデカ感情が過ぎる)。
先ずは今回ツアーのDVD化要望と、次回ツアーの開催要望から始めよう、っと!


ONE ON ONE 収録

KAT-TUN Live of KAT-TUN "Real Face" [DVD]

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  • アーティスト:KAT-TUN
  • ジェイストーム
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*1:ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ、KAT-TUN(カトゥーン)のファンを指す略称の一つ。ジャニヲタはジャニーズ事務所所属アイドルの中で、自分が最も熱を入れて応援している人のことを「担当」と呼ぶ。他にKAT-TUNファンを指す呼び方としてはhyphen(ハイフン)があり、近年のジャニヲタ内ではそちらの呼び方の方が通りが良い

*2:2001年結成。2006年「Real Face」でメジャーデビュー。複数回のメンバー脱退を経て、現在は亀梨・上田・中丸の3人体制。デビュー時のメンバーは K亀梨和也、A赤西仁、T-田口淳之介、-T田中聖、U上田竜也、N中丸雄一の6人

*3:たなかこうき。2013年9月、度重なるルール違反を理由にジャニーズ事務所から契約を解除された。リリックネームはJOKER

*4:KAT-TUNの2019年のライブツアーのタイトル。ライブ参戦レポをupするつもりだった

*5:NHK BSプレミアムでO.A.されている「ザ少年倶楽部」の略称。ジャニーズ事務所所属の、ジャニーズJr.と呼ばれるデビューを目指している研修生達が主に出演している音楽番組。デビューして数年の若手も出演している

*6:KAT-TUN 中丸雄一プレゼンツのエンターテイメント・ソロ・アクト

*7:A.B.C.-Z(エービーシージー河合郁人(かわいふみと)のニックネーム。2020年、ジャニーズモノマネでブレイク。元々、本人もかなりのジャニヲタ

*8:ジャニーズ事務所所属アイドルの先輩と後輩とで夢のコラボステージを実現させてしまうという、河合郁人本人がジャニヲタだからこそ作れた、ヲタの需要を理解しつくした素晴らし過ぎるコーナー

*9:ストーンズ。2015年に正式結成。2020年に「Imitation Rain」でメジャーデビュー。メンバーは髙地優吾、京本大我、田中樹(じゅり)、松村北斗ジェシー森本慎太郎の6人

*10:2017年11月28日O.A.の 「ベストアーティスト2017」(日本テレビ系列)でのコラボは、アーティスト同士のコラボというよりは企画モノだったので

*11:中丸雄一のニックネーム「ゆっち」の略称。遥かないにしえ、本人発信で「ゆっちって呼んで下さい!」という要望を受けて以来、ヲタの間で中丸雄一は「ゆっち」なのである

*12:田中樹は田中聖の弟。5人兄弟の次男と4男

*13:Human Beat Box(ヒューマンビートボックス)の略

*14:In Ear Monitor(イン・イヤー・モニター)。耳に装着する音響機器のこと。通称イヤモニ。見た目はカナル型のイヤホンだが、スタッフとの双方向の情報通信が可能。会場からの跳ね返り音による音ズレ(歌唱ズレ)を防ぎ、アーティストの聴覚を轟音から守る役割を担う超重要アイテム。アーティスト一人一人の耳形に合わせカスタムメイドで作られる

*15:2016年に作られたIEMで、"KAT-TUN10周年"を強調したデザイン

*16:2007年4月期にTBS系列で放送されていたテレビドラマ。田中聖主演。樹も一瞬だけ出演していた

*17:実際、自軍でJr.に全く興味の無い人であっても樹やSixTONESの名前だけは認知しているという人はとても多かった。樹とかじゅったんとかバカレア、SixTONESという名前に何らかの反応を示すカツン担は当時の体感で80%くらいか

*18:2012年に日本テレビ系列で放送されたドラマ「私立バカレア高校」に出演した6人の通称名で、SixTONESの前身

*19:バカレア組は解体されたが、数年後にジェシーくんがジャニー喜多川社長に「もう一度6人でやりたい」と直談判しに行ったところ、その場でグループ名を付けてくれたそう

*20:NEWSは2003年、∞は2004年にデビュー

*21:SixTONESの略称

*22:ジェシーくん、きょもくんと、曲入りがとんでもなく素晴らしかった。声の伸びが綺麗だった

*23:自担Gがダンスを揃える気、皆無な人達なもので、ストくん達のダンスが本当に格好良く見えるのよ

*24:あの返し方も「田中、ですから」案件過ぎてだな

*25:KAT-TUNの2016年のドームツアーのタイトル。メンバー脱退が続いた引責により、5月1日のツアーオーラスを以てKAT-TUNは充電期間という名の無期限活動休止期間に突入した。休止に期限が設けられていないなどと、今考えると状況が怖ろし過ぎて震える……

*26:カツン担はなぜか常に臨戦体制。色々な物を数値で表わせるとして、MAXが100なら、カツン担は戦闘力が100で防御力0だというのが定説。常にFENCE of DEFENCE(攻撃は最大の防御)の精神で闘ってるよ!