中丸雄一「山田君のざわめく時間」(「月刊アフタヌーン」2023年8月号所収)
音楽仕事以外の自担にはかなりのとろ火対応をしている当方だが、流石にこの雑誌は発売日に買ってきた。*1
予約しているので現物は確保されているのだが、出版物や円盤は初週売り上げが重要なのでね、直ぐには読めなくとも購入はしておかないと。大人の事情というやつである。
という訳で、「山田くんのざわめく時間」だ。
22歳の新社会人である山田 雄一君が日常生活の中で遭遇した、「ざわめく」シチュエーションについて描いた作品ということで。
主人公は「やまだ おいち」君。初っぱなから「ん?」である。
「ゆういち」で無いのは解るとして、「おいち」?
「よしかず」とか「たかかず」って読み方もあるのに?
「おすいち」でもなく「おいち」?
おいおいおい、エゴサリサーチ力凄いな。
歌もダンスもできないし日曜の朝にコメンテーターもしていないという説明に画がふられているのだが……。
歌とダンスのコマ、サングラスをかけているセンターに上手に立っているクセっ毛、下手でマントを纏ってる人……って、完全なる確信犯じゃんw*2
そしてこのお衣装はこのコマ用のオリジナル衣装なのかな?
コメンテーターの髪は何だかサラサラ。久し振りにバキバキのストパーをあててくれても良いのだよ?
色々気になることがありつつだが、おいち君の今回のざわめきは「マッサージで揉んで欲しい箇所をどう説明するか」。
……うん、確かにその箇所、説明し辛い。けど、22歳のダンスをしていない男子はその箇所、凝るものなの???
おいち君の趣味や職業、一体何なんだろう……。
どうやってネタバレし過ぎないよう説明するかを考えつつ、おいち君のバックグラウンドも気になりつつで、読んでいるこちらもざわめきながら読了である。
「ざわめく時間」は短期集中連載ということなので、慣例的にあと2回位かな?
もちろんオチは書かないので、オチが気になってざわついた方はこちらをどうぞ。
折角なので誌面の他の作品も読んでみたのだが、
メイドリフレの新人メイドの奮闘を描いた「冥冥冥色聖域」が、今後どう展開するのか気になるし、
「フラジャイル」がコミック原作であることを初めて知ったし、
相沢沙呼氏の『MEDIUM』がコミカライズされていることもここで気が付いたし(原作からだと、翡翠ちゃん、自分の外見が武器になることをバッチリ理解している女子のイメージだったのだが、今回読んだ限りでは何だか普通に可愛いね?)、
MotoGPをテーマにしたマンガがあることもここで知った。(主人公の年齢、幾つ??*3)
普段読まないジャンルを手に取ると、色々な発見があって面白いものだ。
来月の「月刊アフタヌーン」も楽しみに待ちたいと思う。
あ、よつべでSixTONESとコラボしてたと小耳に挟んだので、溜めていた分から順に観ていかないと……。
樹観ないと……。
音楽(と著作物)仕事以外の自担にはやっぱりかなりのとろ火対応なのであった。